(1)特徴
・クラッシュ・オブ・ザ・タイタンズ スペシャルリザーヴァ/Clash of the Titans Special Reserva
・ストライセ醸造所(ベルギー)
・12.0%
・バーレイワイン
ストライセ醸造所は、ベルギーの西フランダース地方の村、オーストヴェーテレンにある2001年創業の醸造所。農場兼宿泊施設のオーナーだったUrbain Coutteau氏とPhilippe Driessens氏によって設立された醸造所で、当初は外部醸造所で生産委託をしていたものの2014年からは自前設備で醸造を行っているようです。歴史の浅い醸造所ですがビール愛好家からの評価は非常に高く、ビール評価サイトRatebeerで2008年に世界一の醸造所に選ばれたこともあります。
今回テイスティングしたのは、2018年に初めて生産されたバーレーワインです。ちなみにバーレイワインは、大量の原料を使った濃厚な風味、非常にアルコール度数が高く、普通のビールの6倍以上の熟成期間が必要とされるビールです。クラッシュ・オブ・ザ・タイタンズ スペシャルリザーヴァでも、スイスグランクリュをブレンドした後スペイサイドウイスキー樽やペドロヒメネスシェリー樽で36か月もの期間、2000メートル以上の高地で熟成を行っているようです。
(2)テイスティング
【香り】
シェリー、ダークチェリー、デーツ、チョコレート、キャラメル、バニラ、フルーツタルト
【味】
柔らかくクリーミー、デーツ、プルーン、チェリー、チョコレート、ロースト麦芽、カカオ、バニラ、シナモンやグローブ
【総評】★★★
強烈なパンチとクリーミーな濃厚なダークフルーツ。バーレーワインとして素晴らしい出来。度数のわりに飲み口が重くないのが凄い。美しい濃厚さ。