パウエル クワック アンバー/Pauwel Kwak Amber

(1)特徴

Pauwel Kwak - Brouwerij Bosteels - Untappd

・パウエル クワック アンバー/Pauwel Kwak Amber

・ボステールス醸造所(ベルギー)

・8.4%

・ベルジャンペールストロングエール

ボステールスは、ベルギーの東フランダース、ブヒェンハウトという村にある1791年創業の醸造所。200年以上にわたり家族経営を続けている醸造所です。トリプル・カルメリートやクワックなど、4種類のビールを生産しています。

今回テイスティングしたのはパウエル クワックで、1980年代からリリースしているものです。18世紀にデンデルモンドという町で宿屋&醸造所を経営していたパウエル・クワック氏にちなんで名付けられています。特徴的なのが専用グラスの形(下記)で、これはかつてパウエル・クワック氏の宿屋に立ち寄った者が、馬車のあぶみの上でも安定してビールを飲めるようにと考えられた形とのことで、ラベルのデザインにも描かれています。

(2)テイスティング

【香り】

バナナ、キャラメル、麦芽、赤系フルーツ(プラムやベリー、チェリー)のジャム、マーマレードクローブ

 

【味】

カラメル、ロースト麦芽、オーク、オレンジ、干しぶどう、ジャムやカラメル。飲み込むと爽やかな穀物が鼻に抜ける。少しスパイシーでオーキーな余韻

 

【総評】

バナナとキャラメル、ジャム系のねっとり気味の甘さに、どっしりした穀物感。濃厚で骨太な風味。飲み口は麦芽感が前面に来るので、香りほどには甘ったるくは無い。濃厚さと素朴さの絶妙なバランス。