(1)特徴
・グレングラッサ トルファ/Glenglassaugh Torfa
・グレングラッサ蒸溜所
・50.0%
・バーボン樽熟成
グレングラッサは1875年創業、スコットランドのバンフシャーにある蒸溜所。歴史のある蒸溜所ではありますが、1986年に一度閉鎖され、2008年に投資家グループによって買収、生産再開された新規蒸溜所の側面もあります。
今回テイスティングしたトルファは、同ブランドでは初となるピーテッドタイプの原酒を使用したもので、フェノール値20ppmにピートを焚き込んだ麦芽を使用、バーボン樽で熟成させた商品です。
(2)テイスティング
【香り】
香ばしく軽快な穀物、柑橘や青りんごのサワー、燻した藁の弱いスモーキーさ、バニラ、微かにリコリスや乳酸
【味】
ピリピリした刺激ある口当たり。生姜、黒胡椒、蜂蜜、青りんご、軽くトーストした粉っぽい麦芽、リコリス。余韻はスモーキーさが軽くフワッと広がり、オークやコーヒーのビターさが柔らかく続く。加水すると甘めの柑橘感も出てくる
【総評】
やや若さを感じさせる乳酸感やカドのある刺激はあるが、ピートと程いい甘さがバランスよく、ストレートでも十分楽しめる。加水すると甘い柑橘感が出てくるので、割った方がより爽やかに楽しめるので向いていると思う。ピートがあると短熟でも上手くまとまるんだな、と感じさせてくれる。