(1)特徴
・ハイランドパーク 21年/Highland Park 21yo
・ハイランドパーク蒸溜所
・46.0%
・1stフィルシェリーホグスヘッド樽、バーボンカスク、リフィルカスクで21年以上熟成
ハイランドパーク蒸溜所がリリースしている長熟もの。毎年というわけではなく、不定期でリリースされており、今回テイスティングしたのは2020年リリースのものです。3つの樽(1stシェリーホグスヘッド、バーボンカスク、リフィルカスク)を使って熟成させた原酒をバッティングさせたもので、まろやかに円熟した風味が楽しめます。
(2)テイスティング
【香り】
まろやかな生キャラメル、蜂蜜、マスカット、フローラルさ。スモーキーさはかなり微かで弱め
【味】
キャラメルとリンゴ、草っぽいハーブ。飲み込むとスモーキーさが香りで感じたよりはっきり強く出てくる
【総評】
優等生的な落ち着きのある熟成感が楽しめる一本。香りの段階ではフローラルさはあるがスモーキーさはかなり控えめ、飲むとスモーキーさが広がるが穏やか。甘さはリンゴや蜂蜜、生キャラメル。余韻にかけて草っぽいハーブの香りが出てきて長く続く。大きな特徴が無く落ち着いた印象。少しインパクトが足りない気がするが、オフィシャルボトルの21年物と考えればこんなもんかとも思う。