（１）特徴
・ティントメドウ トラピストエール／Tynt Meadow Trappist Ale
・トラピストエール
・7.4%
ティントメドウは英国のトラピスト会修道院、マウント聖バーナード修道院で2018年から作られるトラピストビール（エール）です。トラピストビールというとベルギーのイメージですが、オランダ・イタリア・アメリカ・オーストリア・スペイン・フランス・イギリスを含む計12～14か所の修道院で醸造されています（色々と定義に当てはめると、伝統的なトラピストビールに属する属さないが分かれるようです）。
コンペティションなどでも非常に高い評価を受けており需要が高まっていますが、修道院の本業で忙しいため生産量が増やせず、やや在庫がひっ迫する事も多いそうです。そのため見かけたら是非試していただきたいビールです。
（２）テイスティング
【香り】
キャラメルタルト、生チョコ、いちじく、オレンジ、ぶどう、麦芽、爽やかながら芳醇な香り
【味】
焦がしたカラメル、ダークチョコレート、オランジェット、ローストしたオレンジ、麦芽や穀物、ハーブ、ぶどう、ローストしたパイナップル、いちじく
【総評】
ダークフルーツとチョコレート。甘さ・フルーティさ・麦芽の風味・パンチの強さ・ビターさによる引き締まり、と全てのバランスが抜群に良い。久しぶりに個人的にヒットしたビール。特にフルーティさと後味の爽やかさは秀逸で、トラピストビールらしい濃厚なコクに華やかさを付与してくれている。文句なしに旨い。新参者といえ侮ることなかれ。
