(1)特徴
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・グレンファークラス 21年/Glenfarclas 21 year
・グレンファークラス蒸留所
・43%
・700mL、約9000円
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グレンファークラス18年は、スペイサイドに位置するグレンファークラス蒸留所で作られている商品。18年以上シェリー樽で熟成させた原酒のみを使用しています。長期熟成ウイスキー特有の樽由来の力強い風味、グレンファークラスらしい豊潤でスパイシーなシェリー風味が味わえる一本です。値段も1万円を切るなど、このクラスのウイスキーとしては非常にコスパが良いと言えます。
グレンファークラス蒸留所については、以前紹介したグレンファークラス15年のレビュー記事を参照ください。
(2)テイスティング
【香り】
濃厚ではあるがドライなシェリー香、メープルシロップ、完熟したプラムや柿、ナッツ、麦芽、微かな塩気とスモーキーさ。
【味】
甘くスパイシーな干しブドウ。バニラやオレンジ、花の蜜の甘み、バター、粉っぽいカカオのビターさ。加水すると麦芽感や樽感も良く感じられる。
【総評】
このクオリティで1万円以下は破格。10~15年に比べると値は張るものの、熟成感も感じられ、何より短熟物の延長線上の味わいがあるので、10年や15年が好きな人なら買って間違いない一本。ただ個人的には、これよりグレンドロナック18年の方が好み。スパイシーさを取るか、クリーミーさを取るかの違いですが。