バルヴェニー 12年 バーボン ツアー限定ボトル/Balvenie 12yo Bourbon Tour Exclusive

★若い原酒感は残っているが、それを十分に補ってくれるバーボン樽由来の甘さと素朴な麦感、柔らかいビターさ。結構バランスの良いボトルだと思う。旨い。

シメイ グランド リザーブ ウイスキー バレル エイジド 2022/Chimay Grande Réserve Whisky Barrel Aged 2022

★シメイブルーに比べると風味の分厚さは増しているが、ややオークが強く出過ぎている印象もある。ウイスキー感は弱い。ウイスキー樽熟成としてではなく、シンプルな熟成物ビールとして楽しんだ方が良い。

シメイ グランド リザーブ バリック オーク エイジド 2019/Chimay Grande Réserve Barrique Oak Aged 2019

★深い熟成感とローストモルトのコク。分かりやすくパワーアップしたシメイ ブルーで、奥行きと複雑さ、飲みごたえが増してねっとり濃厚な風味に。価格がやや高い事、700mLボトルがメインである事(たまに350mLもあり)がややネックだが、見かけたら試す価値…

ブラントンズ ストレート・フロム・ザ・バレル/Blanton's Straight from the Barrel

★通常のブラントンと比べると風味がより濃厚で甘みと穀物のコクが強い分、えぐみもやや強く出ている。とは言えスパイシーさが良い具合にバランスを保っている。落ち着きのある旨さが存分に溢れているバーボンらしいバーボン。

サクソ ブロンド (カラコール)/SAXO Blond (Caracole)

★~★★際立った個性は無いがバランスが良くレベルが高い。素朴ながらしっかりベルギービールらしいフルーツやフローラルさが溢れる。満足感のある一杯。★1寄りの★~★★

シュナイダー ヴァイセ アヴェンティヌス アイスボック TAP 09/Schneider Weisse Aventinus Eisbock TAP 09

★非常に濃厚な旨味も少ししつこいくらいの印象。穀物やストーンフルーツの旨味が凝縮している。個人的には元のTAP 06の方が好みだが、バーレーワインのようなパンチの強い風味が好きなら選択肢としては有りと思う。

ヘーゼルバーン 12年 オロロソシェリーウッド/Hazelburn 12yo Oloroso Sherry Wood

★アンピーテッドだが樽由来のハーバルなスモーキーさがあり、麦芽のボディの分厚と渋めのシェリー感と合わさって分厚い風味。甘さは控え目だが、ところどころに現れるセクシーなシェリー感も良い感じ。

カメラドスキー バルサミコ/Kameradski Balsamico

★濃厚で個性溢れる変わり種ビール。それでいてフルーティな酸味やロースト感のバランスがとても良いおかげで、度数ほどよりずっと飲みやすい。頻繁に飲みたいとは思わないが、一度飲んでもらいたい面白さ。

スプリングバンク 10年 PXシェリー/Springbank 10yo PX Sherry

★ほんの少し荒っぽさはあるものの、10年物としては非常に良い出来だと思う。濃厚なシェリーの風味が全開だが、スプリングバンクらしい風味が負けずに感じられる。通常のスプリングバンクよりもスモーキーさはやや強く感じる。全体的に骨太で好みの風味。スプ…

サン・フーヤン セゾン/St. Feuillien Saison

★~★★風味豊かでパンチもあり、それでいてフルーティさやフローラルさにまとまりがあり上品なバランス。基本に忠実なセゾンで、飲んでいてどこか懐かしさも感じされる。★1.5弱くらい。

クライヌリッシュ セレクトリザーブ 2014 スペシャルリザーブ/Clynelish Select Reserve 2014 Special Reserve

★クライヌリッシュらしいオイリーさとフルーティさ、スモーキーさが一通りしっかり詰まった一本。バランスは良いが値段相応のスペシャル感は無い。程いいプレミアム感、少し期待を下回るプレミアム感。

グレンリベット 25年/Glenlivet 25yo

★香りは特に置くと良くなるが、味が雑味がやや目立っていて香りに負けている印象。意外と普通というか、悪くないがグレンリベット12年→18年の伸びから期待したほどには良くなく、期待値をやや下回る。値段も考えると、これなら18年で良いかなとも思える。

アウグスティナー マキシメーター/Augustiner Maximator

★どっしり濃厚なジャーマンスタイル。温かい風味で、確かに寒い季節向きの風味。甘さが少し単調だが悪くはないドッペルボック。

ポートシャーロット 10年 #1415/Port Charlotte 10yo #1415

★バーボン樽の甘さとブルックラディらしい素朴な麦芽感、柔らかいピートスモークが一体となった出来。少し磯臭さが悪目立ちしている気もする。感動する程ではないが、安心できる高レベルな旨さ。

ブルックラディ 2007 13年 #R08/153-12/Bruichladdich 2007 13yo #R08/153-12

★★非常に出来の良いブルックラディ。赤ワイン樽の甘さとシングルカスクらしい癖が良い感じに調和している。香りは特に抜群、そこから味は落ちるがそれでも十分良いボトル。飲みごたえもあって旨い。

モートラック 20年 1997/Mortlach 20yo 1997 (Master of Malt)

★モートラックらしい分厚い香りと風味。シングルカスクらしい荒々しさが熟成感を上回るが、モートラックらしさを飲んだ満足感がある。良い具合のワイルドな風味。

シンプレックス (デ・ランケ)/Simplex (De Ranke)

★軽快だがIPAっぽいどっしりビターなホップ感、麦芽はミドルボディ?飲み口は軽いがデ・ランケらしいホップの分厚さはしっかり。他のラインナップと比べるとやや物足りなさはあるが、普段飲みとしてはちょうどいいバランス。これはこれで良いチョイスになる…

トルバドゥール オブスキュラ/Troubadour Obscura

★少しスモーキーなロースト感とストーンフルーツやカラメルの甘さ、ほのかに酸味ある黄色いフルーツ。少し風味のまとまりが欠けるが、しつこくなく飲みやすいスタウト。ドイツビールに雰囲気が近い。個人的にはコッテコテのスタウトより好みかも。

ズンデルト 4 レフタービア/Zundert 4 Refterbier

★ビールらしいビール、ベルギービールらしいビール。度数は低く飲みやすいが薄くは無く、しっかりとしたベルギービールらしさ、ズンデルトらしいハーブ感やスパイシーさもあり飲んでいて楽しい。ズンデルトでは一番好み。

アンティーク パロ・コルタド 93 パーカー/Antique Palo Cortado 93 Parker

★滑らかで甘さは抑えめ、飲みやすくも深みのある妖艶なシェリー。余韻の程よい樽感とぶどう感もとても良い。ごてごてしておらず飲みやすく、それでいて質も高いのでリッチな気分になれる。食後に最適。

アードベッグ ルネッサンス/Ardbeg Renaissance

★熟成期間は10年だが通常のTENと比較すると段違いに良い。風味の複雑さと力強さ、それでいて口あたりのクリーミーな柔らかさが素晴らしい。ほのかなスミレっぽいフローラルさも、ボウモアのアレとは違ってバランスの良いアクセントに。変に細工をせず、アー…

カルデーニャ クアドルペル/Cardeña Quadruple

★カルデーニャの中でも文句なしに1番良いし、他のトラピストビールと比較しても引けを取らないレベルだと思う。甘過ぎないが非常に濃厚で、バランスが良いので飲みやすく余韻がとても良いクアドルペル。

エルディンガー ヴァイスブロイ ピカントゥス/Erdinger Weissbräu Pikantus

★ねっとりした熟成感のある麦芽とダークフルーツやキャラメルの甘さ、そこにクローブやシナモンなどのスパイスが被さる。度数は高いが口当たりは柔らかく、少しベルギービールっぽさもある。

オクタ (ガレージ ビア)/Ocata (Garage Beer)

★洗練されて飲みやすいIPA。ホップははっきり主張してくるが、ヘジーらしい滑らかな口あたりと、そこまで度数を高くしていないことで飲みやすく調和のとれた風味になっている。

ベンロマック コントラスト キルン ドライド オーク/Benromach Contrasts Kiln Dried Oak

★柑橘中心のシャープなフルーティさに蜜や砂糖の甘さ、ほのかなスモーキーさを纏ったロースト麦芽。どの要素も余計に目立っておらず、良い具合に調和した飲み心地の良い一杯。Air Driedよりも味の洗練具合とまとまりが良いと思う。

レッドブレスト 21年/Redbreast 21yo

★アイリッシュウイスキーの良さが存分に詰まった一本。透き通ったフルーツやバニラの甘さに軽快な麦芽感、ほどよいスモーク。癖が無くシャープな旨さ。アイリッシュの長熟が試したいなら、下手なボトラーズ物よりまずこれから始めて良いと思う。

ゴールデン モンキー (ヴィクトリー ブリューイング)/Golden Monkey (Victory Brewing)

★しっかりした麦汁のボディにベルギービールらしいフルーティさとフローラルさ、華やかな酵母の香り。少しアルコール感があり風味の複雑さが多少欠けることを除けば完成度はかなり高い。缶ビールという事で少し侮っていたが悪くない。ネット評価はやや低すぎ…

ハプキン (アルケン・マース)/Hapkin (Alken Maes)

★高レベルのスタンダードな旨さ。特筆すべき個性はないが、ハイレベルで安定している。飲み進めると少し甘さがしつこく感じるが、不快ではない。完成度の高いビールだと思う。

ア・リトル・サンピン・サンピン (ラグニタス)/A Little Sumpin' Sumpin' Ale (Lagunitas)

★まろやかでクリーミーなIPA。小麦のおかげで口当たりや穀物感とにかく滑らかで心地いい。ビターさはIPAらしく複雑で、パンチもしっかりあってどんどん重くなっていく。アメリカンIPAとしてはとても個性的で飲み心地も上品。

シュナイダー ヴァイセ ヘーフェヴァイセ TAP 01/Schneider Weisse Helle Weisse TAP 01

★ドイツスタイルのヴァイスビアの基本をしっかり高レベルで押さえた、完成度の高いヘーフェヴァイス。TAPシリーズの01に相応しい風味で、☆1にとどまったが普段飲みとしては他のTAPよりも向いている、リッチながら飽きの来ない風味だと思う。