ヱビス インフィニティ/Yebisu ∞

★ブラッシュアップしたヱビス。クリーミーで骨太、ヱビスらしい骨太な麦芽感とそれを邪魔しないホップの香味が旨い。感動するような旨さは無いが、ヱビスらしい質の高い良い出来だと思う。

ブラックボトル キャプテンズカスク/Black Bottle Captain's Cask

★甘さとスモーキーさとスパイシーさのパンチが効いた風味。パンチの効いたジョニ黒。スモーキーなスコッチウイスキーが飲みたいなら普段飲みの第一選択肢になっても良いコスパだと思う。

ポートシャーロット 16年 2006 ロックンダール 02.2/Port Charlotte 2006 16yo Rock'ndaal 02.2

★ポートシャーロットらしい赤ワインの温かい甘さと籠ったウッドスモーク。ほぼ期待していた通りの出来。少し複雑さが足りず軽い気がするが、シンプルな方が好みの人もいると思うしこれはこれで悪くはない。

ブルックラディ 16年 2006 ロックンダール 02.1/Bruichladdich 16 Year Old 2006 Rock'ndaal 02.1

★ブルックラディらしいフローラルで繊細な風味。ソーテルヌ由来の甘さは結構はっきり表に出ているが強すぎず、ローストモルトやビターさのあるハーブとよく調和している。少し余韻が荒い気もするが、全体的には満足感ある出来。

アバフェルディ 18年 エクセプショナルカスク 2020/Aberfeldy 18yo Exceptional Cask 2020

★ねっとりしたポートワイン樽由来の甘さ。アバフェルディにしては少し棘があるがバランスが良い。良い感じの熟成感とやんちゃさで飲んでいて楽しく、置いていての味の変化も良い。

ボディ リドル (ウィプラッシュ)/Body Riddle (Whiplash)

★0.5 軽快でジューシーなエール。グレープフルーツ中心で酸味がやや強めのフルーティさと複雑なモルティさのバランスが良い。ヘジータイプであることも口あたりを良くしていて好印象。少し良い普段飲み用。

ルプルス ヒベルナトゥス/Lupulus Hibernatus (Brasserie Lupulus)

★変な癖のないバランスが良い濃厚さ。ウィンタービアらしいスパイス感やダークフルーツの風味が心地いい。余韻は少し重いので食事には合わないかも知れないので、チーズなどのつまみと一緒にチビチビ飲みたい。

ラフロイグ 25年 2021リリース/Laphroaig 25yo 2021 Release

★例年と同じく美味いラフロイグ25年。蒸溜所の人から聞いた話では熟成期間が2年長いとの事で27年以上の熟成原酒を使用しているらしいが、過去の25年と比較して明確な熟成感の違いは流石に無い。程よくトロピカルで複雑さもほどほど、どちらかというと爽やか…

グルート ブリューン/Gruut Bruin

★落ち着きある旨味、麦芽中心でフルーツのニュアンスは地味ながらしっかり。グルートらしくハーブやスパイス感が麦芽に負けず強め

サンタフェ・スピリッツ 4年 バッチ2/Santa Fe Spirits 4yo Batch 2 (TBWC)

★濃厚でバランスが良く、バーボン感覚で楽しめるシングルモルト。熟成年数を考えると信じられないくらい出来が良い。かなりのサプライズ。凄く旨いとまでは言わないが、普段飲みに常備したいクオリティ。

セントルイス プレミアム フランボワーズ/St. Louis Premium Framboise (Kasteel)

★変な癖や嫌味がなくバランスの良いフルーツランビック。度数も低いので飲み心地も軽快で、酸味も相まって暑い季節でもサッパリ楽しめる。ランビック初心者でも比較的取っつきやすい風味だと思う。

セント・イデスバルド アンバー/St. Idesbald Amber (Huyghe)

★香味ともに濃厚ながらさっぱりしていて飲みやすい、さっぱりしていながら水っぽくはない。レッドエールの良さがしっかり詰まった一本。

オールド トム オリジナル/Old Tom Original (Robinsons Brewery)

★濃厚でパンチ十分だが意外と飲みやすく、普段飲みにも出来る位のバランスの良さ。度数は高いがアルコール感は柔らかい。

カシス ランビック/Cassis Lambic (Hanssens Artisanaal)

★バランスが良く飲み心地の良いランビック。酸味はやや強いがほのかな穀物感やカシスの風味が刺々しさを中和している。自然を感じる風味。

ポートシャーロット 18年/Port Charlotte 18yo

★~★★始めは渋さや刺激が強く、ワイン樽感も含む温かい風味の10年の延長をイメージすると少し方向性が違う印象を受けたが、徐々にワイン樽由来の温かい風味が増してきて期待に近づいてくる。飲むほどにどんどん良くなってくるので、ボトルで買って時間をおい…

ケーニッヒ ルードヴィッヒ ヴァイスビア ナトゥアトリュープ/König Ludwig Weissbier Naturtrüb (Kaltenberg)

★ヴァイスビアとして基本をしっかり押さえていつつ濃厚上品で完成度がとても高い。余韻に少し水っぽさがあるが、全体としては、特に普段飲みとしては文句の無い出来。

ブルックラディ 18年 Re/Define/Bruichladdich 18yo Re/Define

★~★★ 香りは非常に良いが、味は一段落ちる印象。とは言えまとまりや熟成感は良く、飲むごとの安心感と陶酔感が増す。アイラフェス等でのリリースから想像した風味に近いが、少し大人しめかなと言う印象も受ける。クオリティは高いし、ブルックラディ好きな…

ラフロイグ カーディス 2019 トリプルウッド/Laphroaig Càirdeas Triple Wood

★~★★しっかりしたラフロイグらしいパンチの強さ、しっかりとした甘さ、しっかり長く続く余韻。トリプルウッド由来の複雑な風味が楽しめて、非常に満足感のあるボトル。ラフロイグのカーディスはそこそこ実験的なのに毎年ちゃんと期待通りの風味を出してくれ…

テンペリエ ストロングアンバー/Tempelier Strong Amber (Brouwerij Corsendonk)

★香りの優雅さに比べて味は少し粗いが、全体としてのバランスや飲み心地は良い。余韻もビターさが比較的しっかり。骨太で甘すぎない風味が好きならオススメ。

ブナハーブン 19年 モアンヌ マデイラカスクフィニッシュ/Bunnahabhain 19yo Mòine Madeira Cask Finish

★べたっとしてかなり重めの風味。甘さも強くピートスモークに負けていない。少しゴテゴテして粗さも感じるが、モアンヌらしいこってりした風味は悪くない。追加熟成期間の割にはマデイラ感はそこまで強くない。

ブナハーブン 14yo ルビーポートカスクフィニッシュ/Bunnahabhain 14yo Ruby Port Cask Finish

★口あたりがとろみあり、甘さは強くないがねっとり目のベリー系フルーツがしっかりあり、それをやや上回るウッドスパイスが終始広がる。全体的に少し籠ったような風味で、癖が強いと感じたら少し置いてから飲むと印象が違って楽しい。

アードベッグ 13年 アンソロジー ザ・ハーピーズ・テール/Ardbeg 13yo Anthology The Harpy's Tale

★少し塩気やオーク感に棘を感じるが、全体としての風味は良く、ワイン樽感も嫌味なく出ている。ここ数年のアイラフェスを含む限定ボトルの中ではかなり良いレベルだと思う。相変わらず価格には見合っていないが、実験としては面白いし熟成年数にも見合ってい…

アードベッグ 17年 2024 リリース/Ardbeg 17yo 2024 Release

★アードベッグらしい軽快さにレモンの風味、ヨード感あるピートに加えてフローラルさも強く出ている。TENをより複雑にして円やかにした感じ。悪く無いけど少し中途半端。

ラ・マスカニョッタ/La Mascagnotta (Birrificio Mascagni)

★分厚く芳醇、飲みごたえのあるIPA。IPAとしてもビターさがかなり強いので好みは分かれそう。初めは少ししつこい印象があったが、飲み進めても重くなりすぎず、徐々にバランス良く感じられるようになる。

アードベッグ ビザーベキュー/Ardbeg BizarreBQ

★通常のアードベッグ10年よりボディが重め、ベタっとした炭っぽさやスパイシー、塩気は強く、シェリー樽感は程よく干しブドウ系の甘さが広がる。しっかりまとまりの良いボトル。コスパもアードベッグにしては良い。アイラフェスボトルも毎年これ位クリアして…

トルバドゥール ウィンター/Troubadour Winter (Musketeers)

★ローストした麦芽と濃厚な黄色いフルーツとキャラメル、そこにクリスマススパイスが立ち上がってくる。嫌味なくクリスマスエールらしい風味。

ラガヴーリン 14年 アイラフェス 2023/Lagavulin 14yo Fèis Ìle 2023

★ラガヴーリンらしい分厚い穀物にトロピカルフルーツや乳酸、トップにアルマニャック樽由来のブドウの風味がしっかり出ている。迫力のある好みの風味。コスパは悪いが買って後悔はしなさそう。

モルトン マーヴェル ダブルIPA/Malt’n Marvel Double IPA (Ftelos Brewery Santorini)

★アメリカンなタイプのIPAで、ド派手とまでは行かないが派手め。バランスは取れておりギリギリ上品な部類。クリーミーな口あたりが良く、パンチの強さを良い具合に包み込んでくれる。

ミロス 1888/Mylos 1888 (Septem)

★フローラルで華やかなラガー。穀物感やフルーティさは複雑で、甘さや余韻のサッパリさが丁度良い。スペシャル感のあるラガーで、個人的にかなり好み。

オクトモア 15.3/Octomore 15.3

★~★★系統としては15.2に近いがより出来は良い。過去に評価が高かった6.3などと比べるとやや完成度は劣る気もするが、クリーミーな口あたりに、柔らかいフルーティさやバニラの甘さ、特に飲んだ時のピートのパンチの強さはいかにもオクトモアと言った所で満…