(1)特徴
・サミュエル ゲルストンズ 12年/Samuel Gelston's 12yo
・サミュエル ゲルストンズ社(アイルランド)
・40.0%
・オーク樽で12年以上熟成
サミュエル ゲルストンズ社は、1830年にアイルランドのベルファストに設立されたワイン・ウイスキー販売商。創業者のサミュエル・ゲルストン氏の死後、オーストラリアのゴールドラッシュで富を築いたハリー・ネイル氏が買収し、現在までネイル家が5世代にわたって経営を続けているようです。アイルランド全土の蒸溜所から原酒を買い付けてボトリングしているとのことです。
今回テイスティングしたサミュエル ゲルストンズ 12年も、オーク樽で12年以上熟成させたアイリッシュウイスキーをボトリングしたものです。
(2)テイスティング
【香り】
アイリッシュらしい軽快な麦芽、すりおろし青リンゴ、レモン、グレープフルーツピール、奥の方にバニラ
【味】
軽快で微かにスパイシー。レモンやグレープフルーツ、柑橘ピール、軽い穀物感、薄めの生姜。ほのかなスモークとローストしたオークのビターな余韻
【総評】
アイリッシュらしい軽快な穀物感とさっぱりした甘さのないレモン等の柑橘感。余韻にオークのどしっとしたビターさやスモーキーさが来るので、後味は結構重めでややアンバランスな印象。