(1)特徴
・フレイミング ハート 2018/Flaming Heart 2018
・コンパスボックス社
・48.9%
イギリスのコンパスボックス社が2006年から発売しているボトルで、2022年現在で7thエディションまでリリースされています。今回テイスティングしたのは2018年にリリースされた6thエディションで、原酒構成は下記のようになっています。
①カリラ 19年/リフィルバレル樽・・・39%
②ディーンストン 15年/リフィルホグスヘッド樽・・・29%
③クライヌリッシュ 15年/リチャードホグスヘッド樽・・・11%
④クライヌリッシュ 23年/リフィルホグスヘッド樽・・・6%
⑤ハイランドブレンデッドモルト 9年/フレンチオーク樽・・・8%
(クライヌリッシュ60%+ダルユーイン20%+ティーニニック20%)
⑥ハイランドブレンデッドモルト 10年/1stフィルシェリー樽、フレンチオーク樽、リフィルアメリカンオーク樽・・・7%
(グレンオード+ベンリネス+アルターベーン)
今回は一部(⑥)にシェリー樽が使用されていることが特徴となっているようで、ミディアムボティのスモーキーさと麦芽の甘み、スパイスやドライフルーツなどが感じられる風味になっているとのことです。
(2)テイスティング
【香り】
潮気のあるピート香、ローストした柑橘、オーク、燻製、シロップ
【味】
スパイシーだがまろやか、柑橘、鋭いトーストオークの風味、コーヒー、潮気あるスモーク、余韻にかけて麦芽の甘さが広がる
【総評】★
甘さ強めで潮気とスモークがはっきり出ている。ビターさはベタッと舌の上に残る印象で、フレーミングという名前通りの風味。アイラっぽいピート感にハイランドっぽい麦芽感が合わさった風味で、骨太で旨味が強く、飲みごたえのある一本。