(1)特徴
・ザ ビート グース オン/The Beat Gose On (Jopen)
・ジョーパン醸造所(オランダ)
・4.5%
・サワー
ジョーパンは、オランダのハーレムにあるクラフト醸造所。ハーレム・ビアゲノートスカップ財団が1992年に、ハーレムに昔から伝わる伝統的ビールを再興を目指したことがきっかけで、1996年にビール会社を買収して生産が開始されました。初めのリリースとなった商品(今回テイスティングしたものとは別で”Jopen Koyt”という商品)は1407年と実に600年以上前のレシピを元に作られたものです。ちなみにJopenはかつてハーレムビールの輸送に使用されていた樽のことです。
今回テイスティングしたものは、モルトとして麦芽と小麦、ホップにHallertauer Mittelfrueh種(フローラルでスパイシーなアロマが特徴)を使用したサワービールです。
(2)テイスティング
【香り】
八つ橋、シナモン、リンゴ、洋梨、オレンジ、ぶどう
【味】
グレープフルーツやレモンの酸味、パッションフルーツ、キウイ、軽い穀物感、奥にシナモンやオーク。柑橘サワーを飲んでいるような余韻
【総評】
シナモンと言うか八つ橋の匂いが凄い。奥にリンゴや洋梨のフルーティさも香り、味わいは酸味が強めの軽快なサワー風味。天然酵母を使用したビールに近い印象も受ける味わいだが、香りのインパクトが凄い。生八つ橋にグレープフルーツピューレを挟んだらこんな感じになる気がする。