(1)特徴
・ポートエレン 1979 13年/Port Ellen 1979 13yo
・ポートエレン蒸溜所(ダグラス・マードック社ボトリング)
・40.0%
・樽情報不明
ポートエレン蒸溜所は、1825年にアイラ島南部のポートエレンに設立された蒸溜所です(設立当初は製粉所で、1833年から蒸溜開始)。閉鎖前からも高い人気のあった蒸留所で、1983年に閉鎖されて以降もカルト的な人気を誇っている蒸溜所です。その人気もあって2017年には再開計画が発表され、2021年頃には再開する予定でしたがコロナでの遅れで現在も建築進行中のようです(Facebook参照)。
今回テイスティングしたものは、1979年蒸溜原酒を13年間熟成させたものです。近年はやたら高い長熟ものがリリースされる一方、短熟物は当たり前ですが今更リリースされなくなっており、逆に貴重になっているかも知れません。
(2)テイスティング
【香り】
【味】
青いメロンや瓜、柔らかいスモークと穀物
【総評】
フレッシュな青い瓜系フルーツの甘さと柔らかいスモーキーさ、ライスプディングやアーモンドのクリーミーさが感じられる。あまり他のアイラモルトで感じたことのない(10年未満の短熟ならともかく)個性的な風味と柔らかい熟成感。旨いかと言われれば少し粗削りで足りないところが多いが、かなり面白い一杯だった。