(1)特徴
・ラ・トラップ ブロンド/La Trappe Blond
・コニングスホーヴェン醸造所(オランダ)
・6.5%
・ベルジャンブロンドエール、トラピストエール
ラ・トラップはオランダのコニングスホーヴェン修道院で醸造されているトラピストエールの一つ。1996年から高齢化と人手不足で民間業者と契約し製造委託し始めたことでトラピストビールの名称やロゴの使用許可の取り消しがされたものの、引き続きコニングスホーヴェン醸造所がロゴを使用し続けたためトラピスト会と軋轢が発生。最終的には修道士が醸造に関与する事でトラピストビールとしての地位を復活し、2005年から再び正式なトラピストビールとなった経緯があります。
今回テイスティングしたのはブロンド(ベルジャンブロンドエール)です。度数は高めですがマイルドでフルーティな口あたりが特徴とされています。
(2)テイスティング
【香り】
爽やかなキャラメライズされたリンゴ、香ばしい麦芽、ベルギー酵母由来の小麦っぽい香ばしさ、オレンジ
【味】
軽快な麦芽、薄いリンゴキャラメル、リンゴ飴、オレンジキャンディ、微かなオーク、ビターさはかなり控えめで円やか
【総評】
かなり軽快で円やかなブロンドエール。素朴な麦芽とリンゴ系のフルーツ、キャラメルにオレンジキャンディのくどく無い甘さ。ベルギー酵母の香ばしい風味も良く出ている。程よい華やかさで飲みやすい一本。