(1)特徴
・ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 1970年代ボトル/Johnnie Walker Black Label 12yo 1970s
・ジョンウォーカー&サンズ社、ディアジオ社所有
・40.0%
ジョニーウォーカーは、ブレンデッドウイスキーを代表する銘柄です。ブレンデッドウイスキーの中では比較的強いスモーキーさが特徴で、ウイスキーとしては世界第5位の売り上げを誇ります(上位4つはインディアンウイスキーです)。レッドラベル(ジョニ赤)やブラックラベル(ジョニ黒)はスーパー・コンビニ等でも容易に入手でき、そのコスパの良さで知られています。
今回テイスティングしたのは、ジョニ黒の1970年代ボトルです。
(2)テイスティング
【香り】
少し紙っぽさもあるスモーク、麦芽やフルーツ感はとても上品。まったりとしたクリーミーなマンゴーや黄桃、アップルカスタード、麦芽もはっきり強め、キャラメル、エステリー
【味】
リンゴの蜜と皮目のビターさ、ミドルボティの麦芽、煮込んだフルーツやキャラメルがかかったタルト、燻したハーブ。余韻は爽やかなフルーツの蜜、ウッドスモーク
【総評】
現行品に比べると、瓶熟の影響もあると思うが、口当たりがこなれていてスモーキーさもフルーティさもより滑らかになっている印象。麦芽感がはっきり強く出ていて、今よりも素朴さが強い。甘さも現行より強め(もしくは他の要素がこなれてきた影響で目立っているか)。現行品も十分旨いが、オールドボトルも素晴らしい出来。さすが安心安定のジョニ黒。