(1)特徴
・ロートハウス ピルス タンネンツェプフレ/Rothaus Pils Tannenzäpfle
・ロートハウス醸造所(ドイツ)
・5.1%
・ジャーマンピルスナー
ロートハウスは、ドイツ南部のバーデン・ヴュルテンブルク州のグラーフェンハウゼンにある州立醸造所です。元々はベネディクト会修道院の醸造所で1791年から醸造を行っており、1918年のドイツ革命後から州立醸造所となっています。
今回テイスティングしたのは、1956年からリリースされているジャーマンピルスナーです。タンネンツェプフレは「モミの木のぼっくり(松ぼっくりのモミ版)」の意味で、ラベルにも描かれています。330mLの瓶の形がモミの木のぼっくりに似ていることから、そう名付けられているようです。
(2)テイスティング
【香り】
軽快な麦芽、柑橘、甘さ控えめなパイナップル、微かにフローラル
【味】
色から想像した以上にしっかりしたボディで、麦芽や穀物が香ばしく分厚い。柑橘、柑橘ピール、レモングラス、ビターな草っぽいハーブ、微かなフローラルさ。どしっとしているがしつこく無く、不思議と飲み疲れない
【総評】
ドイツらいし分厚さと素直さ、それでいて飲み疲れない軽快なバランス。風味の傾向はキリンラガーみたいな感じだが、ホップの風味や後味のキレはロートハウスの方が良い。コクとキレを一緒に楽しめる一杯。