モンデカ/Mont des Cats

(1)特徴

・モンデカ/Mont des Cats

・モンデカ修道院(フランス)、スクールモン修道院(ベルギー)

・7.6%

・トラピストエール、ストロングエール

フランスのモンデカ修道院で生産されているトラピストビール。モンデカ修道院では1890年からチーズを生産・販売していることでも有名で、ビールもかつては生産していたようですが20世紀初頭に休止され、販売再開は2012年と比較的最近のことです。レシピは100年以上前の伝統的な製法を踏襲しているとのことです。生産自体はモンデカ修道院ではなく、シメイで有名なスクールモン修道院で行われているため、六角形のATP(Authentic Trappist Product)認証マークは入っていません。自前で醸造を開始するのではとの噂はありますが、2022年現在ATP認証マークが入っていないので、未だスクールモン修道院に委託しているようです。

今回テイスティングしたのはストロングエールで、現在モンデカからリリースされている唯一の商品です。

(2)テイスティング

【香り】

麦芽、キャラメライズしたリンゴや洋梨、微かなオークとクローブ

 

【味】

リンゴタルト、リンゴの蜜、洋梨、ローストした麦芽、オーク、微かにクローブ

 

【総評】

パンチの強いリンゴと麦芽のバランスがいい。どっしりとした麦芽とビターさの少ないハーブが前面に来ており、フルーティさはトラピストエールとしては控え気味で、麦芽の旨味を裏支えしている印象。スタンダードな飲みやすい一本。