(1)特徴
・シメイトリプル/Chimay Triple
・8.0%
・トラピストエール、トリプル
シメイは、ベルギーのスクールモン修道院で生産されているトラピストビール。トラピストビールの中では生産量が多い方で(La TrappeやWestmalleと並んで多い)、ベルギービール全体でも代表される銘柄です。
今回テイスティングしたトリプルは、白いラベルから「シメイ ホワイト」とも呼ばれています。1966年にテオドール神父が考案したレシピに基づく銘柄です。他銘柄の3~4倍のホップをふんだんに使用していることが特徴です。
(2)テイスティング
【香り】
プラムや桜桃のフルーツ缶、香ばしい粉っぽい小麦と麦芽、甘い柑橘、クローブやコリアンダーなどの多彩なハーブ
【味】
【総評】
柔らかく香ばしい穀物感と程よい柑橘とその酸味、しっかりとしたハーブ感もあって切れ味のいいトリプル。シメイの中ではドライで切れ味のいい部類で、軽快に飲み進めることができる。暑い時や食事と合わせて飲むのにも向いていると思う。トラピストっぽい濃厚さは少し影を潜めているが、ベルギービールらしい芯はしっかりしていて旨い。