(1)特徴
・ヘーゼルバーン 13年 オロロソカスク/Hazelburn 13yo Oloroso Cask Matured
・スプリングバンク蒸溜所
・50.3%
・オロロソシェリー樽熟成
ヘーゼルバーンはスプリングバンク蒸溜所が生産するシングルモルトのうち、ノンピート麦芽を使って、3回蒸留により生産している銘柄。ニッカウヰスキー創業者の竹鶴正孝氏がかつて修行したキャンベルタウンのヘーゼルバーン蒸溜所(1925年に閉鎖)に敬意を払い、その名がつけられました。
今回テイスティングしたものは、2007年蒸溜原酒をオロロソシェリー樽で13年間熟成させたものです。
(2)テイスティング
【香り】
熟したブドウ、ローストした洋梨やリンゴ、キャラメル、ブラウンシュガー、オーク、奥のほうに穀物。時間を置くとかなり開いてくる
【味】
燻した藁とオーク、ブドウの皮目、タバコ、ダークチョコレート、生姜や胡椒のスパイシーさ。結構ビターさが主張する風味。時間を置いた方がビターさが落ち着く
【総評】
かなり樽感が強く出た風味で、香りはシェリー樽由来のフルーティな風味が良く出ているが、飲むとえぐみやビターさがやや目立ちすぎている気もする。時間を置くとかなりバランスが取れてくるので、合わなければじっくり時間を置いて楽しみたい。