ロッホレア ファーストリリース/Lochlea First Release

(1)特徴

・ロッホレア ファーストリリース/Lochlea First Release

・ロッホレア蒸溜所

・46.0%

・1stフィルバーボン樽、ペドロヒメネスシェリー樽

ロッホレア蒸溜所はスコットランド南西部エアーシャーに2018年に創業した新興蒸溜所です。家族経営の蒸溜所で、自社農場で生産した大麦と敷地内水源を使用した昔ながらのファームディスティラリーです。

今回テイスティングしたのは、同社が2021年にリリースしたファーストリリースボトルで、1stフィルバーボン樽とペドロヒメネスシェリー樽で3年間熟成させた原酒をバッティングしたものです。

(2)テイスティング

【香り】

切りたての木材、乳酸、すりおろしたてのリンゴ、グレープフルーツピール、サイダー、ミントやリコリス、微かに蜂蜜やアプリコット

 

【味】

ピリピリとした舌触り、蜂蜜、リンゴ、乳糖、微かにオレンジやアプリコット、生姜、乾いたオーク。結構甘さは強めだが透き通った爽やかな甘さ。余韻はオークとハーブと柑橘キャンディ。

 

【総評】

若い原酒らしい乳酸感は香りにも味にもあるが、味はかなり甘さがハッキリしていてそれほど気にならない。リンゴや蜂蜜の爽やかな甘さにオーク感が主体で、少し荒い所はあるがストレートでも問題ない。水割りあたりがちょうどいいように思える。まだこれといった特徴が出ていない気がするので、今後のリリースに注目したい。