(1)特徴
・ワイルドターキー レアブリード/Wild Turkey Rare Breed
・ワイルドターキー蒸溜所
・58.4%
七面鳥のラベルで有名なワイルドターキー。1869年創設、アメリカのケンタッキー州で造られているバーボンウイスキーです(当時はリピー蒸溜所と言う名前)。原料はトウモロコシ、大麦麦芽、ライ麦ですが、トウモロコシの使用割合が比較的低く、どっしりとした風味が特徴と言えます。
今回テイスティングしたワイルドターキー レアブリードは2018年にリリースされた銘柄で、熟成期間6~12年の原酒をブレンドしたものをカスクストレングスで瓶詰めしたものです。
(2)テイスティング
【香り】
バター、キャラメル、水っぽいメロン、ホワイトペッパー、オーク、クローブ、ハーブリキュール
【味】
甘さとスパイシーな口あたり。ホワイトペッパー、チョコレート、オーク、キャラメル、穀物を燃やしたスモーク。余韻にバニラとチョコレート、ハーブ
【総評】
度数の割に円みがあり、そこからスパイシーさが強く来る。ブラックペッパーと言うよりホワイトペッパーの柔らかさ。甘さはキャラメルやチョコレートがメイン、奥からバニラ。バーボンらしい質実剛健な風味。少し水っぽさもあり、円やかさと相まって飲みやすさに繋がっている気がする。悪くないが、個人的には101や8年の方が好き。