(1)特徴
・ラフロイグ 33年 イアンハンター・ストーリーブック3/Laphroaig 33yo Ian Hunter Story Book 3
・ラフロイグ蒸溜所
・49.9%
・リフィルバーボン樽
ラフロイグ蒸溜所が定期的にリリースしているイアンハンターシリーズの第3弾。イアン・ハンター氏は、ラフロイグ創業家であるジョンストン家の最後のメンバーで、かつてラフロイグ蒸溜所長として活躍した人物。特にアメリカンホワイトオークのバーボン樽での熟成をラフロイグ蒸溜所に導入したことで知られています。そのためこの第3弾でもリフィルのバーボン樽で熟成させた原酒をノンチルフィルター、カスクストレングスでボトリングしています。
(2)テイスティング
【香り】
ローストしたプラムやチェリー、カスタード、ベリー、生クリーム、軽くローストした麦芽と塩気のある穏やかなウッドスモーク。徐々にパッションフルーツや柑橘、オーキーさが出てくる
【味】
塩気と焦がしたオークのスモーキーさがじんわりと広がる。柑橘、ローストしたベリー、タンニンのビターさ、スパイシーさ。余韻は穏やかだが長い
【総評】
かなり上品な香りから飲むとしっかりラフロイグらしいピート感。少しパワフルさが欠けているのが残念だが、柔らかで上品なフルーティさは流石。バーボン樽オンリーとのことだがリフィルシェリー樽っぽい要素もあって面白い。個人的にはラフロイグにはパワフルさも欲しいので、25年の方が好み(だしコスト的に優れている)。フルーティさは25年ではない複雑さがあるので、その点は非常に面白い。