スプリングバンク 12年CS バッチ23／Springbank 12yo CS Batch.23

（１）特徴

・スプリングバンク 12年CS バッチ23／Springbank 12yo CS Batch.23

・スプリングバンク蒸溜所

・55.9%

・バーボン樽100%

スプリングバンク蒸溜所が定期的にリリースしている12年カスクストレングス。2021年秋に発売されたバッチ23はバーボン樽熟成原酒100%で、シェリー樽やラム樽由来の華やかなフルーティさが無い代わりに、スプリングバンクの原酒の個性をよりはっきりと楽しめる風味となっています。

（２）テイスティング

【香り】

生クリーム、アーモンド、粉っぽい麦芽、杏、柑橘

【味】

滑らかな口当たりから、少しアルコールのアタック感。ビターな樽感、柑橘ピール、骨太な麦芽、パッションフルーツ、少し塩気とピートスモーク

【総評】

甘さやフルーティさは控え目な反面、スプリングバンクの酒質をよりダイレクトに楽しめるシンプルな風味。最近は（スプリングバンクに限らず）複雑な樽構成で甘めの味付けをすることがトレンドだと思うが、こういった素朴な風味も非常に楽しい。

本来のスプリングバンクらしい風味が楽しめるという点で、スプリングバンクファンにはたまらない一本。定期的にこういうリリースがあることは歓迎したい。