(1)特徴
・レダイグ 12年 (ケイデンヘッド)/Ledaig 12yo (Cadenhead)
・トバモリー蒸溜所(ケイデンヘッド社ボトリング)
・55.8%
・バーボンホグスヘッド樽
レダイグは、1798年設立のトバモリー蒸溜所のピーテッドタイプの原酒を使用したブランド(ノンピーテッドタイプはトバモリーとして販売されています)。フェノール値は35ppm程度と言われています。トバモリー蒸溜所は、設立当初はレダイグ蒸溜所(蒸溜所の場所がレダイグという地名だったことから)で、当時はピーテッドタイプの原酒がメインだったようで、現在のレダイグブランドもこのことに由来しています。
今回テイスティングしたのは、ケイデンヘッド社が同社エディンバラ店のアラン・マレイ氏の定年を祝して、シングルカスクでボトリングしたものです。
(2)テイスティング
【香り】
湿ったウッドスモーク、灰、ローストした黄色いフルーツ、パイナップル、きもも、微かにフローラルさも
【味】
フルーツポンチのシロップ、湿ったウッドスモーク、塩気、ローストしたパイナップル、砂糖、シロップ漬けの桜桃
【総評】
甘みが強く、そこにしっかり強い湿ったようなウッドスモークに塩気、ローストした黄色いフルーツ、奥には桃系のフルーティさも。複雑さはそこまで無いが、各風味のパンチが素直かつ力強く感じられる気持ちの良い一本。定年の記念にボトリングだなんて、羨ましい限り。