(1)特徴
・キルケラン 16年 2021リリース/Kilkerran 16yo 2021 release
・グレンガイル蒸溜所
・46.0%
・バーボン樽75%、シェリー樽25%
グレンガイル蒸溜所のブランド、キルケランの16年熟成物。2000年に設立された同蒸溜所が2020年に初めてリリースした長熟物で、昨年の樽構成(バーボン樽96%、マルサラワイン樽4%)とは異なり、シェリー樽が25%含まれています。
昨年リリースのレビューは下記を参照ください。
(2)テイスティング
【香り】
クリーミーな麦芽、蜂蜜、生クリーム、フローラルな花の蜜、少し煮詰めた洋梨
【味】
クリーミーな口あたり。生クリーム、麦芽、微かなスモーク、ほどよい塩気とビターさ。余韻はビターなオークとハーブ。バランスがとてもいい
【総評】
かなり繊細で上品なフローラルさと甘さがあって2020年リリースの前作よりずっといい。しっかりとした麦芽感の背後にある繊細な香りと甘さは、キルケランの新境地を見た気分。シェリー樽の影響が強すぎず上品で、バーボン樽とのバランスが絶妙。第一弾の2020年リリースはプレ値がついて高くなっているが、初回ロットマニアでもない限り断然こちらをオススメ。