(1)特徴
・オクトモア 12.2/Octomore 12.2
・ブルックラディ蒸溜所
・57.3%、129.7ppm
・1st&2ndバーボン樽で熟成後、1stフレンチオーク・ソーテルヌワイン樽で18か月追加熟成
オクトモアは、ブルックラディ蒸溜所の3種類あるコアレンジ商品の一つ(他は、ヘビリーピーテッドのポートシャーロット、ノンピーテッドのクラシックラディ)。毎年リリースされていて、2021年はオクトモア12シリーズ3本がリリースされています。12.1や12.2と言うような枝番があり、それぞれ下記のような原酒を意味しています。
今回テイスティングした12.2は、フェノール値129.7ppmの大麦を使用した原酒を1st&2ndバーボン樽で熟成後、1stフレンチオーク・ソーテルヌワイン樽で18か月追加熟成したものです。
オクトモア12.1のレビューも先日アップしましたので、興味のある方は下記からご覧ください。12.3も近々アップ予定です。
(2)テイスティング
【香り】
穏やかで柔らかいピートスモーク、ベリーやプラムの赤いフルーツの香り、柑橘、バニラ、蜂蜜
【味】
オーク、炭火のスモーク感、ペッパーのスパイシーさと少しの塩気。ビターさはやや強く辛口
【総評】
オクトモアと言うよりもポートシャーロットぽさのある、ワイン樽由来の甘臭く穏やかなピートスモークに、スパイシーで辛口な後味。ポートシャーロットが好きで、その系統でもう少しスモーキーさが強く、風味が若々しく力強いものを求めている人にはオススメできる。個人的には甘臭いピート感ならポートシャーロットやロングロウ・レッドの方が完成度が高くて好みだが、若々しい力強さをうまくまとめている本ボトルもストレートにハイボールにと使い勝手が良さそうで良いと思う。コスパは悪いけど。