グレンフィディック IPAカスクフィニッシュ/Glenfiddich IPA Cask Finish

(1)特徴

f:id:Liquor:20211024063744j:plain

グレンフィディック IPAカスクフィニッシュ/Glenfiddich IPA Cask Finish

グレンフィディック蒸溜所

・43.0%

IPA(India Pale Ale)ビール樽で追熟

グレンフィディック蒸溜所が2016年頃からリリースしている樽探究シリーズ、エクスペリメンタルシリーズの第1弾で、IPA(インディア・ペールエール)の熟成(1か月)に使用したアメリカンオーク樽で、グレンフィディック熟成原酒を3か月追加熟成させたものです。シリーズの商品は下記のように第4弾までリリースされています。

 

グレンフィディック IPAカスクフィニッシュ

IPAビール樽で追加熟成させたもの

グレンフィディック プロジェクトXX

:20人の外部ブレンダーが選んだ計20種の樽をバッティングさせたもの

グレンフィディック21年 ウィンターストーム
:21年熟成させたグレンフィディック原酒をフレンチオークのカナディアンアイスワイン樽で追加熟成したもの

グレンフィディック ファイア&ケーン
:ピーテッドモルトを使用した原酒をカリビアン/南米産ラム樽で数か月追加熟成させたもの

 

(2)テイスティング

f:id:Liquor:20211024063645j:plain

【香り】

青りんご、少し若めのメロン、洋梨、生クリーム、微かに牧草とハーブ、フローラルさ。時間を置くと柑橘感も増してくる

 

【味】

オイリーでクリーミー。りんごの蜜、生クリーム、バニラ、レモンピール、微かにオークと軽く燻したハーブ、ココア。余韻にIPA由来のホップの青々した風味が長く残る

 

【総評】

IPA由来のホップ感も後ろの方からじわじわ出てくる、グレンフィディックにしてはクリーミーだったことも印象的。まったりとした飲み口がハーブのビターさ繋がるバランスが少し悪いようにも感じるが、試みとしては面白い。