（１）特徴
・LP12 (エレメンツ・オブ・アイラ)／LP12 (Elements of Islay)
・ラフロイグ蒸溜所（エリクサー社ボトリング）
・54.7%
・リフィルホグスヘッド樽2つ＋シェリー樽2つで6年以上熟成させた原酒をバッティング
Lp12はラフロイグ蒸溜所の原酒をエリクサー社（英国酒小売のThe Whisky Exchange社のグループ）がElements of Islayブランドでボトリングしたものです。Elements of Islayブランドは、アイラ島シングルモルトのシリーズで、各蒸溜所に特徴的な原酒を厳選してボトリングしているものです。試薬瓶のようなボトルに入っており、各蒸溜所の名前が原子記号のようにアルファベット2文字で表記されています。Lpはラフロイグで、12はLpシリーズの12番目のリリースであることを意味しています。
（２）テイスティング
【香り】
タバコのスモーク、書斎、乳酸ぽいクリーミーな酸味、磯感は通常のラフロイグよりやや弱めもヨード感あり、ローストした柑橘
【味】
スモーク、黒胡椒のスパイシーさ、塩気、灰、蜜の甘味、オレンジピール、レザー、ヨード
【総評】
短熟ならではのパンチがある味わいも、ラフロイグに特有の強いヨード感はやや弱く、灰っぽさが強め。甘みはシロップの様なニュアンスが強くクリーミー。トロピカル感は無いが、方向性としては休売になったラフロイグ18年などで感じる印象に近い。
