ラフロイグ 25年 カスクストレングス 2021年ボトル/Laphroaig 25yo Cask Strength 2021 Bottle

(1)特徴

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ラフロイグ 25年 カスクストレングス 2021ボトル/Laphroaig 25yo Cask Strength 2021 Bottle

ラフロイグ蒸溜所

・51.9%

・バーボン樽熟成

 

ラフロイグ蒸溜所が毎年リリースしている25年熟成物。基本的にはバーボン樽で25年以上熟成させた原酒を使用しています(年によってはシェリー樽もバッティング)。ラフロイグの長熟物と言えば18年は終売、不定期に16年物や30年オーバーのものが発売されていますが、定期的に供給されているものとしては最長熟にあたります。”容易に入手可能な”という文言を付ければ、アイラモルトの中でも最長熟に相当すると思います(他にカリラ25年やボウモア25年が入手可)。年によって風味は異なりますが、共通点として円熟したピート香にフルーティな風味が挙げられます。

 

(2)テイスティング

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【香り】

塩気と湿気たオークのピート、レザー、ローストした黄色いフルーツ、トロピカルフルーツ、桃

 

【味】

甘いフルーツ果汁、ローストしたトロピカルフルーツ、ミックスジュース、灰、ピートスモーク、バター、オイリー。フルーティかつ上品なピート香が長く余韻として残る 

 

【総評】★★★

ラフロイグの旨さが凝縮されている。文句のつけようのない素晴らしい旨さで、近年定期的に入手困難になっている長熟アイラモルトの中で残された良心と言える。円熟したピートとトロピカルフルーツや黄色いフルーツ、オイリーさとバター、そして灰っぽい余韻へとつながる。ラフロイグらしい骨格はしっかりと残っており、アイラモルト好きなら初めから最後まで満足できる出来。ボトルの値段は高いがアードベッグに比べると良心的で、コスパは決して悪くないと思う。バーなどで飲み比べが出来ればリリース年による違いも楽しみたい。