(1)特徴
・ラフロイグ カーディス 2018 フィノカスクフィニッシュ/Laphroaig Cairdeas 2018 Fino Cask Finish
・ラフロイグ蒸溜所
・51.8%
・1stフィルバーボン樽で熟成後、フィノシェリー樽でフィニッシュ
ラフロイグ蒸溜所が毎年、アイラフェス前後にリリースしている限定品。カーディスはゲール語で友情や親善などを意味します。年によって風味は違いますが、ラフロイグ原酒をシェリー樽系でフィニッシュさせたものや、トリプルウッドのような複数の樽で熟成させた原酒をバッティングさせたものなどがあります。
今回テイスティングしたもんは2018年のカーディスで、1stフィルバーボン樽で熟成させた原酒を、フィノシェリー樽でフィニッシュさせたものです。
(2)テイスティング
【香り】
潮気あるピートスモーク、黄色いフルーツ、きもも、琵琶、オーク、灰。加水で紙や木を燃やした様なスモーク感が増す
【味】
灰、スモーク、桃や杏、アプリコット、シロップ、バニラ、マジパン、塩気、オーク
【総評】
黄色いフルーツ感のあるラフロイグ。甘みはフルーティさに加えてシロップやマジパンのようなニュアンスもあり通常のラフロイグ10年より強いが、ピート香はやや控えめ。ただ熟成期間は短いので風味としてはやや荒い印象もある。ラフロイグ好きにとって楽しい一本で、ピート香が苦手な人にとっても取りつきやすい風味(と言っても充分強いが・・・)。旨い。これがトリプルウッドくらいの値段なら最高だが、カーディスなので割高なのが残念。