ラガヴーリン 11年 ギネスカスクフィニッシュ/Lagavulin 11yo Guinness Cask Finish

(1)特徴

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ラガヴーリン 11年 ギネスカスクフィニッシュ/Lagavulin 11yo Guinness Cask Finish

ラガヴーリン蒸溜所

・46%

・ギネスビール樽で4か月追加熟成

 

アメリカの俳優ニック・オファーマンがラガヴーリン蒸溜所とコラボした商品の第2弾。前回は11年熟成物でしたが、今回はそれを更にギネスビール樽で4か月追加熟成したものです。オファーマンはアメリカのコメディ番組「パークス・アンド・レクリエーション」でラガヴーリンやギネスビールを愛飲しているロン・スワンソン役を演じており、そこから誕生したコラボ商品です。オフィシャルのテイスティングコメントでもあるように、ギネス樽由来のカラメルの甘さが加わったスウィートピート(甘臭いピート)が特徴となっています。

 

(2)テイスティング

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【香り】

落ち着いたウッドスモーク、潮風、カラメル、オーク、オレンジ、コーヒー。加水で甘臭さとフルーティさがよく開く

 

【味】

甘く滑らかな口当たりからピートへ。コーヒー、カラメル、灰っぽさのあるスモーク、オーク、オレンジ。余韻はウッドスモークとオーク、カラメルのビターな甘さ。加水でオレンジの酸味も良く出てくる

 

【総評】

ややスモーキーさは控えめだがしっかりラガヴーリンらしさあり、ギネスカスク由来と思われるカラメル感のある甘みがしっかり出ていて、奥からオレンジのようなフルーティさと酸味もじっくり出てくる。旨い。個人的に好きな要素の合体で非常に好み。ディアジオスペシャルや免税用で出ている短熟物(8~12年)と同じ熟成レンジに位置するが方向性が違うので、コアレンジの16年や短熟とは違ったラガヴーリンの良さが味わえてGood。