(1)特徴
・ウエストランド シェリーウッド/Westland Sherry Wood
・ウエストランド蒸溜所
・46%
ウエストランド蒸溜所は、ワシントン州シアトルに2010年に設立された蒸溜所で、フランスのレミー・コワントロー社が保有しています。いわゆるバーボンのようなアメリカンウイスキーではなく、大麦麦芽を使ったスコットランドタイプのシングルモルトを作っています。
今回レビューするウエストランド シェリーウッドは、5種類のモルト(ペール、ミュニック、エクストラスペシャル、ペール・チョコレート、ブラウン)を使用しており、発酵はベルギービール酵母、熟成はオロロソシェリー樽(ホグスヘッド、バット)、ペドロヒメネスシェリー樽(ホグスヘッド、バット)、アメリカンオーク新樽にて3年以上行っています。
(2)テイスティング
【香り】
プルーン、ミルクチョコレート、バニラ、グレープフルーツ、蜂蜜レモン、少しミント。加水すると、カスタードやローストアップルの甘い香りがかなり強くなる
【味】
ややアルコールの刺激がある。オーク、蜂蜜、ブドウと皮目、クリーム。余韻はオークとハーブ。加水すると、クリーミーな甘さがより引き立つ
【総評】
若い原酒らしい荒々しさがやや目立つが、蜂蜜やバニラ感はしっかり出ている。ストレートでも十分楽しめるが、少量加水の方がずっと旨いのでオススメ。3年熟成にしては風味が良く出ているが、熟成感のシンプルさやアルコール刺激などはどうしても目立つので、加水やロックで調整したい。