(1)特徴
※上記は参考画像
・カリラ 29年 ケイデンヘッド/Caol Ila 29yo Cadenhead
・カリラ蒸溜所/ケイデンヘッド社ボトリング
・48.9%
・バーボン樽(ホグスヘッド)
カリラ蒸溜所の原酒を、インディペンデントボトラーズのケイデンヘッド社が熟成・瓶詰めしたもの。バーボンのホグスヘッド樽で29年熟成させたものです。
今回テイスティングしたものは、ケイデンヘッド社の2020年オンライン・テイスティングイベントのサンプルで、その時の動画は下記のYouTubeでも見ることができます。
(2)テイスティング
【香り】
こもった控えめなピートスモーク、磯感、ローストオレンジ、弱めのラベンダーやシロツメクサのようなフローラルさ、ツツジの蜜、ハーブ
【味】
アルコール刺激がなくクリーミー。シロップや樹液、石鹸、麦芽、焦げたウッドスモーク、湿った枯葉
【総評】
長熟ならではの全く刺激のないクリーミーな口当たりと、花の蜜やシロップのような甘さ。少し石鹸っぽいケミカルな口当たりもある。ピート香は強くないが、飲み込むと湿った枯葉や枝を燃やした様なウッドスモークが感じられる。 長熟カリラらしいかと言われると、フルーティさは大人しいが、それでもアイラ長熟としての魅力が詰まった一本。特にフローラルさは通常のカリラではそこまで強く感じることが無いので、非常に興味深い変化で楽しめました。