(1)特徴
・ラガヴーリン 10年/Lagavulin 10yo
・ラガヴーリン蒸溜所
・43%
・1stフィル・バーボン樽
ラガヴーリン蒸溜所が、空港などのトラベルリテール限定で発売していた商品。1stフィルのバーボン樽で10年間熟成させた原酒です。ラガヴーリンと言えば16年がスタンダードとして有名ですが、ぐっと原酒の力強さと潮気を感じることができる一本です。
(2)テイスティング
【香り】
磯や潮の香り、ミネラル多めの塩、樹液、乾いたオーク、りんご、グレープフルーツのピール、レモンタルト
【味】
ペッパーや唐辛子のようなスパイシーな刺激、塩気、砂糖シロップ、乾いたオーク、ピートスモーク、ローストアーモンド、グレープフルーツピール。余韻にかけてスモーキーさが良く広がる
【総評】
磯感やミネラル含んだ塩気の強いラガヴーリン。唐辛子的なピリピリしたスパイシーさがあり、甘さは控えめ、飲み込むとスモーキーさが広がるが余韻は短め。16年と比べるとコクが少なくなった分、磯っぽいパンチが増して、余韻は軽快。
立ち位置として8年と12年の間で、バカ高いディアジオ・スペシャルリリースの12年よりは(安くないけど)お手軽で、16年とのコンビネーションも良いと思う。ただどれか一本と言われると16年を買うし、費用を気にしないならカスクストレングスの12年を買いたいしで、なかなか立ち位置が微妙な一本ともいえる。