(1)特徴
・マノックモア 12年(花と動物シリーズ)/Mannochmore 12yo(Flora and Fauna)
・マノックモア蒸溜所
・43%
マノックモア蒸溜所は、スペイサイドに位置する蒸溜所。1971年にグレンロッシ―蒸溜所と同じ敷地内に、第二蒸溜所として設立されました。そのためモルトや仕込み水などはグレンロッシ―と共通、熟成庫も共通です。ただし蒸溜などの工程が異なっており、グレンロッシ―とは違った風味を生み出しています。原酒は主にヘイグやディンプルなどのブレンデッドウイスキーに使用されており、『花と動物シリーズ』の他銘柄と同様、シングルモルトとしての供給量は少量に限られています。
風味はフレッシュでクリーン、そこにローストした樽由来のコーヒー感が加わった点が特徴とされています。
(2)テイスティング
【香り】
フレッシュなリンゴ、ミントバニラ、レモン、杏ジャム、サワークリーム
【味】
ピリピリとした刺激、スパイシーさとクリーミーさ。オーク、麦、スパイスをかけたアップルパイ、塩キャラメル、樹液、クリーム、燻したハーブ。余韻は焦がした樽と塩気、コーヒー
【総評】
香りはフレッシュなリンゴやミントアイス、風味は意外とクリーミーで、麦芽やアップルパイ、塩キャラメル、焦がしたオーク、コーヒー。酒質も軽く、余韻もサッパリしていて、スイスイ飲める。加水するとかなり薄くなるので、ストレートで楽しみたい。