ブラドノック 11年/Bradnoch 11yo 2020 Release

(1)特徴

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・ブラドノック 11年/Bradnoch 11yo 2020 Release

・ブラドノック蒸溜所

・46.7%

・バーボン樽熟成

 

ブラドノック蒸溜所は1817年創業、スコットランドのローランド地方に位置する蒸溜所です。スコットランド南西部のギャロウェイにあり、スコットランドで最南部に位置するウイスキー蒸溜所です。当初はユナイテッド・ディスティラー社(ディアジオ社)が保有していましたが、需要減少に伴い1993年に一時閉鎖されます。その後蒸溜所ではなく別荘地としての売却が進められていましたが、建築家のレイモンド・アームストロング氏が地域観光の事からディアジオ社と交渉・買収、年間最大生産量10万リットルを条件に2000年に再オープンしました。現在はオーストラリア人企業家のデービッド・プライア氏がオーナーです。生産量も近年の設備一新により増強しているようです。

この辺の細かい経緯はウイスキーマガジンに特集があり、とても面白いので、ぜひ参照ください。

風味の特徴は、ローランドモルトらしい軽快な口当たりと、繊細なフローラルさが挙げられます。

 

(2)テイスティング

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【香り】

レモンタルト、レモンの花やジャスミン金木犀のような瑞々しいフローラルさ、ワクシ―なカスタード、焼いた洋梨、練乳と蜂蜜、奥にうっすら草っぽさ 

 

【味】

円やかな香りとは違い、軽快ながらもやや刺激のある口当たり。リンゴの皮目、ヘザーハニー、軽く焦がしたオーク、黒胡椒、草っぽいハーブ、ジャスミン系のフローラルさ、麦の香ばしさが少し。余韻はオークと、ヘザーハニー、ハーブ。

 

【総評】

ローランドモルトらしい軽快な酒質と、レモンを含んだフローラルさとワクシ―な甘い香り。風味はサッパリしていて、スパイシーさとフローラルさとオーク。繊細なバランスで、特にフローラルさに大きな特徴を感じる。アルコール感を飛ばしつつ、じっくり香り楽しみたい一本。