(1)特徴
・ティーニニック 10年(花と動物シリーズ)/Teaninich 10yo(Flora and Fauna)
・ティーニニック蒸溜所
・43%
ティーニニック蒸溜所は、ハイランド地方オールネスにある、1817年創業の蒸溜所。オーナーはディアジオ社です。
現在日本での知名度は高くないですが、積極的な宣伝により、現地では設立当初から知名度の高かった蒸溜所です。16基のスティルを有しており生産能力は非常に大きく、ジョニーウォーカー・レッドラベルやVAT69などの原酒として広く使用されています。シングルモルトとしてのリリースは、今回テイスティングするディアジオ社の『花と動物シリーズ』などで見かけることができますが、そこまで多くはありません。
リンゴのフレッシュさと、軽快で飲みやすい風味が特徴です。
(2)テイスティング
【香り】
フレッシュな青リンゴ、ミントなどのハーブ、芝生、オーク、麦芽、レモンカスタード、バター
【味】
ドライな口当たり。青リンゴ、ローストしたリンゴの皮、レモンピール、焦がした木とハーブのビターさ。加水するとバニラの甘さが少し出てくる
【総評】
とても軽快でサッパリした風味。ローランドモルトに近い特徴に感じる。樽構成は見つからなかったが、リフィルバーボン樽あたりか?フレッシュなリンゴの風味とほのかな甘みが爽やか。ストレートでじっくり飲むというよりも、ロックやハイボールなどでサッパリ楽しむのも良い風味。