(1)特徴
・グレンエルギン 10年 モスバーン/Glen Elgin 10yo Mossburn
・グレンエルギン蒸溜所/モスバーン社ボトリング
・59%
・バーボン樽?
グレンエルギン蒸溜所は1898年創業、スペイサイドに位置する蒸溜所。1890年代の蒸溜所設立ブーム時の最後に創業されたスペイサイドの蒸溜所です。現在はディアジオ社が保有しています。シングルモルトとしてのリリースは少ないですが、ブレンデッドウイスキーのホワイトソースのキーモルトとして知られています。
スペイサイドらしいフルーティさに、花や草のような香りが加わり、味わいは蜂蜜や柑橘のような甘さと麦芽の風味が特徴です。
(2)テイスティング
【香り】
洋梨、リンゴの蜜、ネクタリン、シロツメクサ、生姜、乾いたオーク、牧草、時間を置くとカスタードやオレンジ。加水すると、フルーティーな甘さが控えめになり、草っぽいハーブが強くなる。
【味】
アルコールの刺激と、かなり強いまったりした甘み。蜜、オレンジ、クリーム、麦芽、余韻にかけて黒胡椒や生姜のスパイシーさ。余韻はややビターなハーブとオーク。加水しても甘みはしっかりしたまま、ハーブがより出てくる。
【総評】
ねっとりした甘みがかなり強い。スペイサイドらしい洋梨やリンゴの蜜のシャープなフルーティさとハーブや花のようなフローラルさ、飲むとクリーミーで濃厚、生姜や黒胡椒のようなスパイシーさも強め。そのスパイシーさのおかげで余韻は比較的サッパリ。甘めのスペイサイドモルトが好きな人ならオススメ。