(1)特徴
・ブリュードッグ パンクIPA/Brewdog Punk IPA
・インディアンペールエール
・5.4%
ブリュードッグは、イギリスのクラフトビールの先駆者ともいえる存在で、2007年にスコットランド北東部のフレイザーバラで創業されました。クラフトブルワリーらしく、既存の商品にない挑戦的な商品を数多く販売しており、イギリスではかなり知名度・人気を増しています。日本でもウイスクイーが代理店を務めており、フラッグシップ店を展開するなどしてじわじわと人気が高まっています。
今回テイスティングしたのは、ブリュードッグの(たぶん)一番人気銘柄であるパンクIPAです。5種のホップ(アータナム、アモリロ、カスケード、チヌーク、ネルソンソーヴィン、シムコー)と2種の麦芽(エクストラペール、キャラモルト)を使用して、華やかな風味を生み出しています。ちなみに最近ブリュードッグの24缶セットを購入したので、しばらくビールのレビューはブリュードッグだらけになります。
(2)テイスティング
【香り】
麦芽、パイナップル、ドラゴンフルーツ、柚、ホップ、花の蜜
【味】
軽快な麦芽の風味と南国フルーツ、ホップの香りとビターさは爽やかで強すぎず弱すぎず。余韻は初めはホップのビターさがあるが、しばらくするとパッションフルーツのような酸味のある爽やかな余韻になり心地いい
【総評】
南国フルーツと上品なホップ、麦芽の旨味のバランスが秀逸。飲み疲れない爽やかさとパンチある風味が共存。流石イギリスのクラフトビールの先駆的な一本と感じさせてくれる。
※補足
ちなみにパンクIPAは日本ではアサヒビール(茨城工場)が委託生産を行っています。基本的には同じレシピのようですが、微妙に味が違うようです(特に輸送の影響が大きく、日本で飲む輸入されたパンクIPAよりもスッキリした飲み口になっているようです)。下が東京のバーで飲んだ日本産・パンクIPAで、確かに少しサッパリ寄りの風味だった印象でしたが、飲み比べていないので正直明確には分かりませんでした。