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バレッヒェン 10年/Ballechin 10yo

(1)特徴

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・バレッヒェン 10年/Ballechin 10yo

エドラダワー蒸溜所

・46%、50ppm

・バーボン樽、オロロソシェリー樽熟成

 

バレッヒェンは、エドラダワー蒸溜所がヘビリーピーテッド麦芽を用いて作っている銘柄です。生産を開始したのは2003年、ラフロイグ蒸留所を退いたイアン・ヘンダーソン氏をマネージャーに招き入れたことがきっかけでした。ヘンダーソン氏が「俺はヘビーピートのウイスキーが作りたい」という、ラフロイグ蒸溜所出身者として鑑のような発言をしたため、バレッヒェンという銘柄にて新たに生産が開始されたという経緯です。フェノール値50ppmと、ラフロイグ蒸溜所よりもやや高めです。

風味としては、エドラダワーらしいオイリーさ、クリーミーな甘さ、そしてパンチの効いたピート感が特徴です。ちなみにエドラダワー10年のテイスティングコメントは下記を参照ください。やはり背後には同じ風味が感じられます。

 

(2)テイスティング

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【香り】

苔っぽさを含んだウッドスモークと潮風、オイリーなレザー、オレンジやレモンの柑橘、背後に桃やビワのようなやや酸味のあるフルーティさ、バターキャラメル。加水するとよりクリーミーになり、塩気とスモーク、発酵食品や熟したフルーツのようなエステル香。

 

【味】

オイリーでクリーミーな甘みが感じられる。桃の缶詰、バター、塩気、魚の燻製や灰、芝生や燻製した中国茶正露丸、オーク。ピートスモークは爆発するというより終始ジトッとした苔や魚介っぽさを含んだニュアンスが続く。加水すると、甘くクリーミーな練乳や蜜、スパイシーなオーク、カルダモンやクローブのようなハーブ。甘・辛・塩。

 

【総評】

ピートの印象としては内陸系ウッドスモークとアイラ島ヨードスモークの間くらい、ラフロイグ寄り。とてもパンチの効いた苔とも魚介ともいえるピートがまとわりつく。エドラダワーらしいクリーミーな甘さとフルーティさも背後にしっかり感じれれる。他にあまりないタイプの風味で、ピート好きは必飲。