ワイルドターキー 101/Wild Turkey 101

(1)特徴

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・ワイルドターキー  101/Wild Turkey 101

・ワイルドターキー蒸溜所/カンパリ・グループ所有

・50.5%

七面鳥のラベルで有名なワイルドターキー。1869年創設、アメリカのケンタッキー州で造られているバーボンウイスキーです。原料はトウモロコシ、大麦麦芽ライ麦ですが、トウモロコシの使用割合が比較的低く、どっしりとした風味が特徴と言えます。

本製品は熟成期間が6-8年の原酒を使用しており、度数は101 proof(1 proof=0.5%なので、101 proofはアルコール度数50.5%)となっています。ワイルドターキーの典型的な風味が、高アルコールのパンチと熟成感が一体となって楽しめる一本です。


(2)テイスティング

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【香り】

バニラの甘み、樽由来のウッディさとスパイシーさ、和梨やライチのようなやや酸味のあるフルーティさ、ローストしたナッツやアーモンド。シャープで真っ直ぐガツンとくる香り。加水すると、ユリやクチナシのようなフローラルさも感じられる。

 

【味】

アルコールの刺激とともに、甘い樹液やバニラの甘さ、そして焦がしたオーク、ライムの皮ような青い柑橘のビターさが広がる。余韻はコーヒーのようなざらついたビターさ、オークとハーブ。加水すると、甘みはそこまで増さないが、アルコール感やビターさも減って口当たりが円やかになり、よりオークやバニラ、ハーブが調和して感じられるようになる。

 

【総評】

バーボンらしい風味とパンチに、程よくエステリーな熟成感。ワイルドターキーと言うと水割りやロックのイメージだが、ストレートでもじっくり楽しめるポテンシャルの一本。バーボンらしい力強い風味でありながら、程よい熟成感もあって飲みやすい。