ホームレス ドランカー

キルホーマン マキヤーベイ/Kilchoman Machir Bay

(1)特徴

 f:id:Liquor:20201103080835j:plain

-------------------------------------------------------------------------------

・キルホーマン マキヤーベイ/Kilchoman Machir Bay

・キルホーマン蒸留所

・46%

・700mL、約5000円

・バーボン樽、シェリー樽

-------------------------------------------------------------------------------

キルホーマン マキヤーベイは、アイラ島のキルホーマン蒸留所の短期熟成製品です。キルホーマン蒸留所は2005年、アイラ島では125年ぶりに新規設立されました。ファームディスティラリー(農場型蒸溜所=つまり原料の生産からウイスキー造りまで一貫して行う蒸留所)で、大麦もアイラ産に拘って自社畑で栽培しています。一部、アイラ産の大麦のみを使った商品もあります(それ以外はスコットランド産も使用)。またボトリング設備や貯蔵設備もアイラ島内に自社保有しており、アイラ島内で生産が全て完結する、唯一の蒸留所でもあります。

 

アイラ島については下記の記事も参照ください。

liquor366.hatenablog.com

 

マキヤーベイは、バーボン樽およびシェリー樽で3~5年熟成させたウイスキーを、バーボン樽:シェリー樽≒3:1でバッティングしたものです。若い原酒らしいスパイシーで刺激的なアルコール・ピート感だけでなく、バーボン樽由来のバニラや柑橘系の風味も楽しめる一本です。

 

余談ですが、下の写真は、キルホーマン蒸留所を訪問した際の写真です。

大自然あふれる場所にあります。

f:id:Liquor:20201103080958j:plain

自社の大麦畑

f:id:Liquor:20201103080950j:plain

フロアモルティング。自社で行っている所は珍しいですね。

f:id:Liquor:20201103081008j:plain

ポッドスチル

f:id:Liquor:20201103080936j:plain

貯蔵庫

f:id:Liquor:20201103080943j:plain

小規模なボトリング設備。これも自社で行っているのはかなり珍しい。

f:id:Liquor:20201103082610j:plain

(2)テイスティング

f:id:Liquor:20201103083512j:plain


【香り】

磯臭いピート香、レモン、ライチ、微かなオーク。加水するとバニラやバター、さらにシェリー樽由来の干しブドウの甘い香り、オーク香が表にぐっと出てくる。

 

【味】

ピートの刺激とスモーク、柑橘の酸味、草っぽいハーブ、バニラの甘み。加水した方がバニラ感は良く感じられる。余韻は爽やかでややビターなハーブ。

 

【総評】

3~5年熟成の短熟という事だが、キレのあるピート味だけでなく、バーボンやシェリー由来の甘みも出ていて、ウイスキーとして十分楽しめるクオリティ。アイラ特有の癖も素直に出ているが、背後の樽由来の熟成感も充分に感じられるので、今後熟成が進んでどのような完成形になるのか非常に楽しみ。アルコール感はどうしても有るので、少量の加水がオススメ。