(1)特徴
オーバン14年は、スコットランド西部にあるオーバン蒸留所で作られているシングルモルトウイスキーです。オーバンは、近隣のマル島、ジュラ島やアラン島ともアクセスが良く、古くからリゾート拠点の港町として発展してきた町です。日本で言うと、尾道的な町をイメージして頂ければわかりやすいかと思います。
味わいとしては、アイランズとハイランドの中間的な味わいと言われており、塩気と華やかさの共存した風味が特徴です。
下の写真はオーバンを訪れた際、丘の上から撮った写真です。オーバン蒸留所は街中にあり、今回テイスティングするサンプルは、オーバン蒸留所のテイスティングツアーで貰ったものです。他にも3本サンプルを貰ったので、別日に紹介したいと思います。
テイスティングツアーの写真
(2)テイスティング
【香り】
レモン、オレンジ、和梨、微かにスモーキーさとバニラのような甘みを含んだ潮風。麦芽感もしっかりある。
【味】
オレンジピール、ライム、イチジク、麦芽、胡椒のようなスパイシーさを伴った塩味。後味は塩味とローストしたハーブ。加水しても味わいはあまり変わらないがクリーミーになるのでオススメ。
【総評】
スモーキーさと塩気を感じられるところはアイランズっぽい仕上がり。香りは柑橘を中心にシンプルだが、麦芽感とも良くマッチしている。ハイボールとの相性も良いタイプの風味。